実を言えば、運命論はわりかし嫌いでなかったりします。

数ある占術の中でも、生年月日という、一生変わらない値から運勢を占う占術を好んで勉強しているわけですから、決められた運勢(というと語弊がありますが)があるという概念にロマンを感じたりするのです。
占星学にこじつけてしまえば、私は柔軟宮が多いですから、努力して運命を切り開くよりも、流れに任せてのらりくらりと形を変え、環境に対応しながら受け身の姿勢の方が性に合っている・・・ような気がします。汗
(柔軟宮が多いというだけでそのような状況になるわけではありませんけどね。)

決められた運命があるとするならば、それに自分が合わせていくとでもいうのでしょうか?
逆境を力にして頑張る!💪という、バイタリティーは全く無いですね。(困ったものだ。)

ということで、本題に入りますが、占星学は運命論なのでしょうか?

私の見解としては、それに近いものだと考えます。
ただ、西洋占星術には主に3つの見方があります。

1.ネイタル
(出生時の生年月日から占う)
2.トランジット
(指定した日付から占う)
3.プログレス
(1年を1日に置き換えて占う)

番外・ホラリー占星術など

1.は最もメジャーな方法でしょう。
生年月日、出生時間、出生地を基準にチャートを出し、その星配置から、生まれながらの運勢を調べる手法です。

2.は、例えば2018年10月1日のように日付を指定し、1.のチャートとあわせることで、過去や未来の運勢の流れを見ることができます。

3.は少々特殊な方法で、1年を1日に置き換えて占います。
例えば、1990年1月1日12時生まれなら、1990年1月2日12時のチャートが満1歳時の運勢を表すといった考え方です。

解説をするとおおよそ上記のようになります。

すると、基本は生年月日という、変わらない値をベースにすることになりますから、人生のおおよその骨組みは決まっているようにも思えます。

しかし、ポイントは、星配置の解釈の仕方です。

例えば、水星と木星のソフトアスペクト(簡単に表現するなら吉角)があると、水星は知性や言葉、木星は拡大する意味がありますから、ボキャブラリーが豊富になる、あるいは文才があると読んだりするわけです。

その働きは、自分が意識する・しないに関わらず自動的に発動するもの(と私は思う)で、例えば「自分は文才があるみたいだから、今から小説でも書こう!よしこれから文才を発揮するぞ!」と手動で発動させるのとは違う気がしますね。

そのあたりは意見が分かれるところではありますが、例えばヤンキーで勉強や読書とは無縁に見える少年でも、サッカーが大好きで選手の名前を100人も200人も記憶しているなど、知識(水星)が豊富(木星)といった具合にですね、何らかの形ですでに現れている。

・・・というのがまあ私の考えですね。

“あなたはとてもマメで、趣味にもそのマメさが出ます。そして趣味に没頭するでしょう。”

と占いで言われても、「自分には何も趣味がないしなぁ。」と思っていたら、毎日、歯間ブラシを使って歯を掃除するのが好き。あまりにもナチュラルにやるものだから自分で気付いてないみたいな。笑

歯磨きが趣味なんてあまり考えないですからね。
ソフトアスペクト(平たくいえば吉角)は、得意分野、意識せずとも自然にできちゃうことなんですよね。

話を戻すと、星に示された出来事は何らかの形で起こる。しかし、解釈には幅があり、何月何日の何時何分にこれが起こると断定する要素はない。というところでしょうか?

強引にまとめに入りましたが笑

運命論に拒絶反応を示す方もいらっしゃるとは思いますが、私は好きですね、運命論。
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